2021.04.22

飛行機に乗る側も、受け入れる側も安心できる未来へ。国内最大LCC『Peach』の安全対策

Peach

日本各地、そして世界へと私たちをつなぐ航空会社。
これまでになく徹底した感染対策を求められている現在の航空業界では、次の時代を見据えた安全への取り組みが始まっているようです。

今回は、国内最大のLCCである「Peach」に『A2Care』などを活用した最新の感染対策事情や、これからに向けた新たな試みについて伺いました。

今回取材にご協力いただいた方々

小林様
エンプロイーリレーション部長
大喜多様
運航本部 客室乗務第一課
CAスペシャリスト

実は、コロナ前から進んでいた除菌対策

 

2020年は航空業界全体で、感染対策に対する意識が大きく変わったタイミングだったかと思います。この1年を振り返ってどんな変化がありましたか?

 

 

小林様「当初はマスクを着用した接客が必須とされるなかで、安定した供給に至るまでがとにかく大変でしたね。除菌についてはコロナの問題が起きる2年ほど前から、冬場の感染対策として『A2Care』を使用する体制が整っており、安定して納品いただけていたのでこの部分について大きな混乱はなかったです」

 

なるほど。除菌対策については、すでに体制が整っていたんですね。

 

小林様「そうなんです。夜勤をする『オペレーションコントロールセンター(OCC)』という部署があるんですが、ここではオフィス内で昼夜問わず色々な人が飲食するので、空間除菌が課題となっていたんですよね。そこで『A2Care』を導入したところ、夜勤と入れ替わりで朝に出社してくる社員たち、特に女性社員から『A2Careを導入してから、なんか空気が爽やかな感じがするという』声が続々と挙がったんです。そんな社内の口コミが広がって、他の空港にも徐々に導入が進んでいきました」

 

 

大喜多様「皆さんもご存じかもしれませんが、パイロットや運航管理者、CAは勤務前にアルコール検知器での計測が義務付けられるようになっています。そういった背景もあり、誤って検知器に反応する可能性のないアルコール未使用の『A2Care』の導入がより一層進んだと思います」

 

コロナ禍でより一層強化が必要となった部分

 

除菌の体制がある程度整っていたということですが、コロナ禍においてさらに強化していった部分はありますか?

 

小林様「まず先ほどお話した通り、当初はマスクの着用や除菌の徹底から始めました。その後、空港カウンターなどお客さまと接する部分でのビニールシートの設置や、勤務の始まりと終わり、休憩時間での『A2Care』を使った除菌を開始しました。また、執務室においては机にパーティションを置くなど、機内そして社内含めて、段階を踏んで対策を進めていきました」

 

 

大喜多様「現在、機内に関しては、CAのマスクとグローブの着用はもちろんのこと、必要に応じてフェイスシールドを付けたり、機内販売を一部制限したりと、より飛沫感染の予防を徹底しています」

 

搭乗されるお客さまからも感染対策に関する質問は増えましたか?

 

大喜多様「やはり、除菌方法についてのご質問は増えましたね。皆様ご自身の座席や、お手洗いのドアノブなど非常に気にされる部分だと思うので、飛行中もこまめに『A2Care』を使って除菌しています」
コロナ禍でより一層強化が必要となった部分

 

 

『A2Care』を積極的に活用いただいているようですが、社内ではどういった反応やご意見がありましたか?

 

小林様「やはり、今年になってから全社的に除菌への意識が高まっているので『うちのオフィスにも置いてほしい』『自分のデスクの近くにも欲しい』などの声がたくさん挙がりましたね。今はオフィスのさまざまなところに設置しており、数時間ごとに自動的に噴射されるような仕組みになっています。アルコールのような独特の臭いを気にすることなく、しっかり除菌が出来るのも良いんですよね。私たちのような公共交通機関はもちろんですが、飲食関係の方もかなり使い勝手が良いと思いますよ」

 

機内はもちろんですが、社内も含めて意識高く感染対策に取り組まれているのですね。今後もこういった対策は不可欠だと思いますが、「Peach」として、今後さらにどんな部分に注力していくのかを教えてください。

 

小林様「私たちとしては、お客さまに安心して乗っていただくだけでなく、お連れした先の地域が安心して受け入れられる状態を目指しています。そのために感染有無を調べる検査の費用を一部サポートするオプションの提供も始めたりしているんです。将来的には、お客さまに『Peach』に安心してご搭乗いただくだけでなく、その先にいるフライト先に住んでいる方にも『Peachで来るなら安心だね』と感じてもらえるようにするのが、私たちのこれから取り組むべきところだと思っています」

 

大喜多様「小林が言っている通り、やはりお客さまに安全な空の旅を提供し続けていくのが私たちの使命だと感じています。少しずつにはなると思いますが、飛行機でどこか遠くへ行く楽しみを、この状況下でも見出していただけるように努力していきたいです」

 

未来を見据えた感染対策として今後も要注目

 

 

航空インフラの担い手として、未来を見据えた対策を進めている「Peach」。

 

機内だけにとどまらず、その先に住む人たちの安全も考えた対策を、今後さらに推進していくそうです。最先端の取り組み例として、これからも要注目ですね。

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